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人生を制限させないADHD・うつ病

ADHD・うつ病に関するブログです。【たまにフィリピン留学の事も書きます】

ADHDに関連した他の障害

 ADHDに特に関連の深いものが、反抗挑戦性障害と行為障害です。

 子どものADHDの半数近くが反抗挑戦性障害を合併し、また反抗挑戦性障害の一部は行為障害に移行します。さらに、幼児期、学童期におけるAD/HDから、前思春期には反抗挑戦性障害を経て、思春期になると行為障害へと発展し、さらに彼らの一部は少数ながら成人に至って反社会的人格障害に行き着く場合もあります。 以下、ADHDに関連した障害について解説します。

破壊的行動障害

(1)反抗挑戦性障害

 同年齢で同じ社会的背景を持っている子どもの行動の正常範囲を明らかに超え、理屈っぽく、頑固で、かんしゃくを起こしやすい、大人の要求や規則に従うことを徹底して拒否するといった、挑発的な行動パターンを示します。

(2)行為障害

 年齢相応に社会的規範やルールが守れず、暴力行為を含めて他人の権利を侵害したり、物を破壊したりする行為が日常的に出現します。人に暴力をふるったり、動物を傷つけたり、物を破壊したり、物を盗んだりといった反社会的な行為の有無により診断されます。行為障害はADHDとの合併が多くみられ、諸外国では、合併率は児童期で20~40%、思春期で44~50%と報告されています。

(3)広汎性発達障害(自閉性障害およびアスペルガー障害)

 自閉性障害は、対人反応、コミュニケーション、行動・興味の3つの領域の発達が著しく低下した障害です。対人反応が未発達であるため他人との関わり合いが持てず、コミュニケーション面でも発達に遅れや偏りがあるため常同的・反復的なことばの繰り返しがみられます。また、興味の対象に偏りがあり、特定の無意味な手順や儀式的行為に対する執着がみられます。

アスペルガー障害とADHDの違い

 症状の現れ方が微妙なアスペルガー障害との鑑別診断は難しいです。

アスペルガーにはコミュニケーションの障害、社会性/想像力の障害、感覚の異常、協調運動が不得意がありますが、ADHDの場合はどれもそこまでではないそうです。

 「対人関係がうまく築けない」という点でADHDと表面的に共通していますが、アスペルガー症候群の人が相手の気持ちを汲めないのに対し、ADHDの人は相手の気持ちを汲み取ることができます。ADHDの人は、衝動的に物事を行ってしまうため、対人関係を築くのが苦手ですが、相手の気持ちを汲み取って行動すること事態に問題はありません。

学習障害

 全般的な知的発達に遅れはないものの、聞く、話す、読む、書く、計算する、または推論する能力のうち、特定のものの習得と使用に著しい困難を示す状態を指します。学習障害のある子どもの10~40%にAD/HDが認められるとされ、また、AD/HDの子どもの約30%に学習障害が合併しているといわれています。

精神遅滞

 いわゆる「知的障害」と同義で、身体疾患や精神疾患がないにもかかわらず、明らかに知能の働きが標準に達せず、標準的な日常生活を送るには無視しがたい支障がある状態をいいます。知能指数(IQ)により重症度が分類されます。

運動能力障害(発達性協調運動障害)

 身体を動かしにくい身体疾患があるわけではないのに、運動が下手だったり、絵や文字を書くのが苦手だったりと、いわゆる「不器用さ」が全面に出た状態を指します。ADHDなどの発達障害の合併がしばしば見られます(ちなみに私は運動が非常に不得意ですが、絵や文字は何度も賞を頂いております)。

強迫性障害

 本人は理不尽であるとわかっていながら、特定の行為(手洗いや施錠の確認など)や行動パターンにとらわれて強迫的に反復する病気です。子どもの場合には、周囲の人、特に母親を症状に巻き込むことがしばしば見られます。

不安障害

 不安障害には、広場恐怖や社会恐怖などの恐怖症、パニック障害、全般性不安障害があります。子どもの場合、不安や恐怖を感じることは日常的によくみられ、特に暗闇恐怖や動物恐怖などの特定の恐怖症をもっていることが少なくありません。一方、子供においてはパニック障害はまれです。

気分障害

 以前は子どもにうつ病はないとされていましたが、最近では成人と同様の症状が見られることがわかってきました。子どもの場合には、不登校などの行動や頭痛や吐き気などの身体症状、そしていらいらした気分を通して訴えることが多いのが特徴です。一方、子どもの躁うつ病はまれですが、躁状態がAD/HDの症状と類似しているので注意が必要です。

 様々な障害があるけどこれらにビビッては駄目です。大抵「不得意」か「機嫌が悪い」に分類できるので得意分野を伸ばすか、好きな事するかでカバーしましょう。

(参考文献)

(1)ゆうメンタルクリニック「マンガで分かる心療内科・精神科in池袋

「ADHD編」第6回「ADHDとアスペルガー(自閉症スペクトラム)の5つの違い」

http://yuk2.net/man/246.html

(2)AD/HDナビ「AD/HDに関連した他の障害」

http://www.adhd-navi.net/adhd/shindan/kanren.html