人生を制限させないADHD・うつ病

ADHD・うつ病に捉われずどうすれば人生を制限させずに生きるか情報を提供するブログです。

うつ病の判断は曖昧、治療法について

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 結構簡単に「うつ病」と診断されます。

 ADHDはあれだけ知能指数があるから私の脳内が偏っているのはよく分かるんですけど、うつ病は数値で判断できるものではないから判断しにくいと思います。

そもそも「うつ病」とは何か

 「うつ病」は病名であり、「うつ状態」とはうつ症状を呈した状態のことを指す。

うつ状態はさまざまな病気においても見られる為、うつ状態がそのまま「うつ病」ではありません。たとえば、家族との死別など健常者が感じる悲哀反応でも「うつ状態」を呈しますが、それだけでは病気ではありません。

 うつ病とは、うつ症状の程度(症状により著しい苦痛を伴っている)、持続期間(2週間以上)、生活への支障度(生活機能の障害を引き起こしている)の観点から病的なレベルにあるもので、他の病気によらないものです【注1】。

 米国精神医学会(American Psychiatric Association ; APA)が作成する精神疾患に関する診断基準であるDSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)では、より客観的な診断を可能とするために、主に症状と持続期間を具体的に定めた診断システムが採用されています【注2】。

 2013年5月に刊行されたDSM-5におけるうつ病の診断には、次に示した診断基準を満たしている必要があります。診断基準では、うつ病を特徴づける「抑うつ気分」または「興味または喜びの喪失」のどちらかが必須項目となっており、それらを含めた9項目のうち5項目以上が該当すれば(2週間以上存在し、社会的・職業的機能の障害を起こしていること)、うつ病と判断されます。

A.以下の症状のうち、(1)あるいは(2)を含む5つ以上の症状が同時に2週間以上存在し、社会的・職業的機能の障害を起こしているこ

(1) 抑うつ気分

(2) 興味または喜びの喪失

(3) 食欲低下、体重減少(あるいは過食、体重増加)

(4) 不眠(または過眠)

(5) 焦燥または精神運動抑制

(6) 易疲労性

(7) 無価値感または罪責感

(8) 思考力減退または決断困難

(9) 自殺企図

B.症状は身体疾患または薬物の作用によるものではないこと

(出典)American Psychiatric Association. DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル.医学書院,2014

 で、いずれかの症状が改善されない場合心療内科か精神科で薬を足されます。

私は最大1日15錠までいった事があります。薬がどんどん足されると「ああ、私は一生薬を足される人生なんだな」とうんざりしてきますよ。

 私はうつ病を「動けなくなる、食べれなくなる、眠れなくなる、人と話せなくなる」4大「出来なくなる」病気だと思っています。

 でも不思議と職場ではきちんと話せるんですよね。どんなに寝ていなくても食欲がなくとも仕事は出来る。すごく自分に鞭を打っていたんだなと今では思います。

 うつ病治療は、「十分な休養」と「適切な薬物療法」が基本となります。私の感覚だと「良い先生」は「自分の事を話せそうな人」です。父は自分が離職、借金してもその状態である事は医者にぶっちゃけず、「いつも通りです」としか言わなかった事をかかりつけの医師から伺いました。まあ、今なら自分の症状を他人に吐露するという行為は苦しいのはよく理解できます。だからこそ、「話せそうな医師」を選ぶのが重要なのでしょう。

心療内科と精神科の違い

 心療内科と精神科の違いは心療内科は主に心身症(身体疾患:身体の症状が主訴(主たる訴え)を扱い、精神科は精神疾患(心の症状:不安、抑うつ、不眠、イライラ、幻覚、幻聴、妄想)を扱います。神経内科は脳神経系の疾患を取り扱います。脳血管障害やパーキンソン病、ニューロパチーなどの神経の病気を扱う科です。【注3】。だから、症状によって心療内科か精神科のどちらかに適しているか判断するのです。

・身体の症状がメインだが、検査をしても異常がない、あるいは、経過からストレスなどが関連していると思われる:心療内科へGo

・不眠や不安、イライラ、抑うつ、幻覚など、心の症状がメインである。:精神科へGo

身体の動きがおかしい、傾く、力が入らないなど神経の異常が疑われる。:神経内科へGo

・身体の症状と心の症状が同じくらいあり、どちらがメインか区別がつかない。

:いろんな可能性があるので、まずは内科を受診して器質的な疾患かな?(意外とあり得る)

内科・心療内科・精神科のうちのいずれかにまずは電話で適切かどうか相談する。

・最近ストレスを強く感じることがあり、それ以降身体の調子が悪くなったが、それ以前は全くそんなことがなかった:心療内科へGo

 結局私は、「十分な休養」と「適切な薬物療法」で治らなかった。私の治療法は薬や休養ではなく、次の6点の行動で治しました。

1.嫌な環境を変える(住居、職場等)

2.とにかく好きな事をする

3.嫌な事や人間を切り捨てる

4.『うつ病による症状の緩和』ではなく『うつ病をなくす』方に考えを切り替える

5.選択肢を広げる

6.自分のやるべき事に集中する

特に3.「嫌な事や人間を切り捨てる」がマジで大事です。

 親身になってアドバイスをしてくる人間には「その人自身の事を何も思わず、自分の言いたい事を言うだけの人間も割と多いことを心に留めておいて下さい。

 強制的に人間関係を絶つ、自分にとって不快な人間を「捨てる」事が大事。好きな人に囲まれて生きれば良い。

 3.「嫌な事や人間を切り捨てる」が割と出来ない人が多いのも事実です。

 成人して結構経つのに親の言う事を聞いてノイローゼになる、結婚を諦める、両親との同居を強制されるという人が結構身の周りに多くびっくりします。その年齢で未だに親の影響を受けている状況下でいる理由が私にはよく分かりませんが、親が自分の生き方に干渉してきたら積極的に縁を切るべきです。

 ちなみに私の両親は私が決めた事に対して反対をした事はありません、肯定しかしなかったです。ただ、両親から一切金銭的な援助がなかったので、学費免除を受けてアルバイトし始めた辺りから「自己責任で生きる楽しさ」みたいのを味わいました。

 上の2つの治し方は私が勝手に見つけた事なのですが、主にうつ病は(1) 精神療法(心理的側面から精神疾患の治療を計る治療法のことを指す)と(2)薬物療法で治すそうです。

(1) 精神療法は医師からのカウンセリング、(2)薬物療法は抗うつ薬を飲む事があります。ちなみに私は

対うつ病にはレクサプロ、対ADHDに対してはストラテラという薬を飲んでいました。

 抗うつ薬の使い分けに関する一つのアプローチとして、症状が陰性情動の亢進(負の感情の増加)、あるいは陽性情動の喪失(正の感情の減少)のどちらに傾いているかにより判断する考え方があります。

 負の感情とは「不安・恐怖・罪悪感等」のことで、正の感情とは「喜び・楽しみ・モチベーション等」のことです。一つの目安ですが、陰性情動が強いうつに対してはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が、陽性情動の喪失が強いうつに対してはSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)が有効であると報告されているそうです。また、鎮静作用による眠気が好ましくない患者には非鎮静系であるSSRIやSNRIがよく使用され、不眠・不安・焦燥のある患者には鎮静作用の強いNaSSA(特異的セロトニン作動性抗うつ薬)が適しているそうです【注4】。

 抗うつ病の副作用

 副作用は人による!私はあまり副作用無かった方です。抗うつ効果の高さと副作用の少なさのバランスが取れているレクサプロを1日25mg、ストラテラ1日80mg(朝・夕40mgずつ)飲んでいましたが「喉が渇く」程度でした。

 ただ、何も食べずに飲むと非常に気持ち悪くなるので必ず何か食べてから水で薬飲んでください(当たり前)。

うつ病患者が増えた理由は「インターネット」

 厚生労働省の調査によると、日本のうつ病患者の数は1996年に43万人から2008年には104万人12年間で2倍以上に増えました【注5】。

 何故そんな増えたかと言うと一番大きいのは「インターネット」の発達です。

うつ病に関する広告が流布し、誰でも簡単にうつ病のチェックリストを見てうつ病に関する症状を知り、病院を検索出来るようになったのです。あと2つ目に大きい要素としてうつ病に関する啓蒙が進み、精神科や心療内科を受診する心理的な抵抗が減った事が挙げられます。

 平成26年6月25日に公布された労働安全衛生法の一部を改正する法律により、厚労省によりストレスチェックと面接指導の実施等を義務づける制度が創設されたのも大きいです【注6】。私も受けてこれで会社にバレたのですが(「会社に『お前達のせいでうつ病になった』と言うのは結構スッキリしますよ!)。

 後の章でも書いておりますが、私は職場のカミングアウトは自分に不利に働くからやめとけ派です。

 

 うつ病になって唯一良かった事は父の気持ちを理解できた事です。

(参考文献)

【注1】同友会メディカルニュース「うつ病について」

http://www.do-yukai.com/medical/68.html

【注2】American Psychiatric Association. DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル.医学書院,2014

【注3】Mind.body-thinking.com「心療内科・精神科・神経外科の違いについて」

http://body-thinking.com/column/clm_distinction.htm

【注4】同友会メディカルニュース「うつ病について」

http://www.do-yukai.com/medical/68.html

【注5】 厚生労働省ホームページ 「制度の概要」

http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/kouhousanpo/summary/

【注6】 厚生労働省ホームページ 「制度の概要」

http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/kouhousanpo/summary/